シンプルな暮らし。

When You Come Home

When You Come Home

このドイツ出身のピアノトリオTriosence(トリオセンス)のWhen You Come Homeにはとにかくアカデミックでメロディーに重点を置いた「ユーロ・ジャズ」な印象を受けます。
個人的にドイツの音楽はLali PunaやTied&Tickled Trio、Supersilent、Fleck Fumieなどのエレクトロニカやポストジャズを聴く機会が多いのですが「オスロ、レインボー・スタジオで開花した奇跡のセッション」なんて売り文句に食指が動いてついつい購入。レインボースタジオは前述したヘルゲ・リエンも利用しているECMお抱えのオスロ(ノルウェー)にあるスタジオで、エンジニアは名人・ヤン・エリク・コングスハウク。E.S.T.(Esbj?rn Svensson Trio)のエスビョルン・スヴェンソン(Esbj?rn Svensson)がキースの暗く美しい部分に影響を受けたピアニストだとすると、このベルンハルト・シューラー(Bernhard Schuler)はまるでキースの明るく美しい部分の生き写しのようです。1999年生まれで1999年のデビュー当時に20歳。ピアのベルンハルト・シューラーは2008年の現在で29歳でしょうか。後、さりげなく叩いていますが、このドラマー良いですね。目立たないところで独特で微妙なズレがあって、この人のおかげでグルーブ感が出ている気がします。このトリオは技術うんうんというより、作曲が良いなぁと。もちろん下手な訳ではなく、普通に上手いんですよ。ただ超絶ではないってだけで。今のままでも良いのですが、キースの影が消えたらどんな大物になるんだろう。とついつい想像してしまいます。

Triosence
http://www.triosence.de/main_eng.htm

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